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【2025年最新】二人暮らしの食費はいくらが理想?平均・現実とのギャップと節約術を解説

二人暮らしの「理想の食費」は月3万円?現実はどうなのか

家計を見直すとき、真っ先に目が向くのが「食費」です。とくに共働き夫婦や年金生活の夫婦など、二人暮らしの家庭にとって、食費は節約の要でもあります。

では、二人暮らしにとって「理想的な食費」とは、いったいいくらなのでしょうか?そして、その理想と「現実の出費」にはどのくらいの差があるのでしょうか。

理想の食費は「手取りの15〜20%」以内に収めるのが目安

一般的に、食費の理想的な割合は、世帯の手取り収入の15〜20%以内とされています。節約志向の家庭では、15%以下を目標にしているケースも多く見られます。

たとえば…

  • 手取り20万円 → 食費は 3万円
  • 手取り30万円 → 食費は 4万5千円
  • 手取り40万円 → 食費は 6万円〜8万円

このように、世帯収入に合わせて食費の予算を設定するのが「理想的な形」とされます。

我が家では、月4万円を食費の予算として設定しています。収入とのバランスから見ても、そこまで無理のない、妥当な金額だと思っています。

日本の「現実の食費」はいくら?

理想はわかったとして、実際に人々はどのくらい食費を使っているのでしょうか。

総務省の「家計調査」によると、二人暮らし世帯の食費の平均額は以下の通りです。

  • 2022年:67,573円/月
  • 2023年:66,187円/月

想像以上に高いと感じるかもしれません。しかし、平均手取り額と照らし合わせてみると、この数字が見えてくるものもあります。

平均収入と食費のバランスは取れている?

2022年における日本の二人暮らし世帯の平均手取り額は約42万円とされています。そこに対する食費(6万7千円)の割合は、およそ16%

つまり、理論上は「食費は収入の15〜20%以内」というルールに、きちんと収まっているとも言えます。

ただし、ここで忘れてはならないのは「平均」という言葉の怖さです。

現実問題:「手取り42万円」ある家庭は多くない

平均値とは、あくまで極端に高収入な世帯が数字を引き上げている場合も含みます。実際、日本の年収の中央値は約400万円とされており、手取りに直すと月収25万円程度になります。

夫婦のどちらかが無職・パートタイム・病気療養中といった事情がある場合、二人暮らしでも月の手取りが30万円以下というケースは十分に考えられます。

このような世帯が、平均的な食費(6〜7万円)を支出してしまえば、家計の20%〜25%を超えてしまうことにもなりかねません。

食費の「本当のデータ」を取るのは難しい

さらに、統計の正確性という面でも食費には課題があります。

ある大学の調査によると、食費のデータは主婦の“見栄”が影響しやすく、正確な数字がとりにくいそうです。

例として、スマホで食事の記録写真を提出しても、「本物の夕食ではなく、撮影用に見栄えを整えたものを投稿する」ケースが多発。そのため、チェキのような使い捨てカメラでの記録に切り替えることにしたとのこと。

それでも、家計簿では「鶏の唐揚げを作った」と記録しているのに、実際にはお弁当に1つだけ冷凍食品の唐揚げが入っている……など、現実とのズレがしばしば観察されたそうです。

食費は「地域と環境」で差が出る

食費を抑えられるかどうかは、住んでいる地域の物価やスーパーの選択肢に大きく左右されます。

我が家の場合、住宅選びの段階から「光熱費が安く済むマンション」や「激安スーパーが徒歩圏内にある立地」にこだわってきました。その結果、4万円以内で食費をやりくりできています。

しかし、地方都市の郊外に住んでいる知人の話では、近所にスーパーが1~2軒しかなく、納豆1パックが都市部の2倍以上の価格で売られているとのこと。

このような地域では、二人暮らしで4万円以内という食費設定は、現実的にかなり厳しいと言わざるを得ません。

食費を抑えるには「健康」とのバランスも大切

無理な節約は、健康を害することにもつながります。我が家でも、できるだけタンパク質や野菜を意識的に摂るようにしており、多少食費が予算を超えても許容するようにしています。

外食や加工食品を減らし、自炊を中心にしても、健康的な食材の価格自体が高騰している昨今では、どうしても理想的な数字には収まらないこともあるでしょう。

まとめ:理想の食費は「手取りの15%」、でも正解は家庭ごとに違う

まとめると、

二人暮らしの理想的な食費の目安は手取りの15〜20%以内

  • しかし、現実の平均食費は6万6千円前後と高め
  • 「理想」と「現実」のギャップは、収入・環境・地域差などの影響が大きい
  • 節約は大事でも、健康を損なわないことが前提

理想的な家計は人によって異なります。他人の数字と比べすぎず、自分たちの暮らしに合ったバランスを見つけていきましょう。

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