- どくだみとは?|雑草扱いされる薬草
- どくだみ茶の作り方【5ステップで簡単】
- どくだみ茶の保存方法
- どくだみ茶の効果と効能
- どくだみ茶の注意点|妊娠中・腎臓疾患の方は注意
- まとめ|雑草から健康茶へ、どくだみの可能性

梅雨の時期になると、あちこちに真っ白な小さな花を咲かせる「どくだみ」。一見ただの雑草ですが、実は昔から生薬「十薬(じゅうやく)」として使われてきた薬草です。
この記事では、どくだみ茶の簡単な作り方から、どくだみの採取・乾燥・保存方法、期待される健康効果、飲み方や注意点まで、初心者でもわかるように丁寧に解説します。
どくだみとは?|雑草扱いされる薬草
「どくだみ」は繁殖力が非常に強く、庭や空き地などでもよく見かけます。白い花を咲かせる姿は可憐ですが、根が残ると何度も生えてくるため、多くの家庭では“駆除が大変な雑草”として扱われがちです。
しかし、そんなどくだみには利尿作用や解毒作用など、薬効が豊富に含まれており、古くから健康茶として利用されてきました。
どくだみ茶の作り方【5ステップで簡単】
1. 採取する
どくだみは、5〜7月の花が咲く頃に採るのがベスト。この時期が最も薬効が高いとされます。採取は、農薬や排気ガス、動物の糞尿が心配のない場所で行いましょう。
駆除が目的なら根ごと引き抜き、毎年採取したい場合はハサミや鎌で刈り取ります。
2. 洗う
採取したどくだみは根や太い茎を取り除き、水を張ったボウルでよく洗いましょう。土が落ちたらザルにあげて水を切ります。
3. 干す
陰干しが基本です。風通しの良い場所で、平ざるや干しネットを使って乾燥させます。茎が長いものは束ねて逆さに吊るしてもOK。パリパリに乾燥するまで、3日〜1週間が目安です。
ポイント:緑色が少し残る程度で干し終えるのが理想。
4. 切る
乾燥したらハサミで細かく切ります。葉・茎・花すべて使えます。
5. 煎じる or お湯を注ぐ
- 煎じる:乾燥したどくだみを1Lの水で10〜20分ほど煮出します。
- お湯を注ぐ:お茶パック・急須・茶こしなどに入れ、熱湯を注いで数分置きます。
どくだみ茶の保存方法
乾燥したどくだみは、密閉容器やチャック付き袋に乾燥剤を入れ、冷暗所で保存します。冷蔵は不要ですが、湿気には注意しましょう。梅雨時などで湿った場合は、再度干すか、電子レンジ・フライパンで軽く乾かすと元通りになります。
保存期間の目安:常温で約1年
どくだみ茶の効果と効能
どくだみ茶には、以下のような健康効果があるとされています。
- 利尿作用:むくみ改善、デトックス
- 便通改善:便を柔らかくし、腸内環境を整える
- 血流改善:血液をサラサラに
- 抗酸化作用:肝臓の抗酸化酵素(SOD、カタラーゼなど)を促進
- 体臭・口臭予防:アルデヒド臭の中和作用も
どくだみ茶の注意点|妊娠中・腎臓疾患の方は注意
- 利尿作用・便通作用が強いため、飲み過ぎると下痢や腹痛になることがあります。
- カリウムを多く含むため、腎臓病のある方は医師と相談の上飲むことをおすすめします。
- 妊娠初期の方は注意:子宮収縮を促す可能性があるため、飲用は控えめに。
まとめ|雑草から健康茶へ、どくだみの可能性
一見ただの雑草に見える「どくだみ」ですが、しっかり手間をかければ薬効豊かな健康茶として活用できます。採取から乾燥まで自宅で簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
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