
- 「どうして私は貯金ができないの?」──私の昔の悩み
- 間違った考え方:「収入 − 支出 = 貯金」
- 正しい考え方:「収入 − 貯金 = 支出」
- 先取り貯金の実践方法(私のやり方)
- なぜ「残し貯金」は失敗するのか?
- 先取り貯金のメリットとは?
- 意志が弱くてもできる貯金術
- もし貯金ができないと悩んでいるなら
- まとめ:貯金体質は「仕組み」でつくれる
「どうして私は貯金ができないの?」──私の昔の悩み
「毎月給料は入っているのに、なぜか貯金が増えない」「気づいたら使ってしまっている」。
かつての私自身がそうでした。
一人暮らしをしていた20代、フルタイムで働いていても貯金はゼロ。将来への不安は常にあって、「お金を貯めたい」と思っていても、現実はいつも赤字スレスレ。
買いたいものも我慢しているはずなのに、どうしてお金が残らないのか…。
今振り返ってみると、「貯金ができない人」の多くが陥っているある初歩的な思い違いが原因だったと気づきました。
間違った考え方:「収入 − 支出 = 貯金」
私もかつてはこう思っていました。
「給料をもらったら、とりあえず生活費や日用品に使って、残ったら貯金しよう」
でも、この考え方こそが貯金できない原因だったのです。
なぜなら、このやり方だと「残ったら貯金」ではなく、「残らなかったら貯金できない」という構造になってしまうから。
現実には、思わぬ出費が重なったり、自分へのご褒美といった名目でお金は自然に出ていくものです。結果として、月末には「今月も残らなかった…」という繰り返し。
正しい考え方:「収入 − 貯金 = 支出」
そこで私が実践したのが、「先取り貯金」です。
収入ー支出=貯金
ではなく
収入ー貯金=支出
にしたのです
この順番を変えただけで、貯金体質に一気に変わることができました。
先取り貯金の実践方法(私のやり方)
私が一人暮らしをしていた頃、1か月に10万円を貯金するという目標を立てていました。
ステップ1:給料日に10万円を貯蓄用の銀行口座へ
給料をもらうとすぐに、引き出ししないと決めている「貯蓄用の通帳」に10万円を入金していました。
ステップ2:普通預金とは別の口座に入れる
引き出すのが面倒な口座(ネット銀行や別口座)貯蓄用口座にしておけば、衝動的に使えない仕組みができます。
ステップ3:手元の残りで1ヶ月やりくり
食費・交通費・日用品など、全ては「(貯金した)残りの給料」で完結させる。これをゲーム感覚で楽しむのがコツです。
なぜ「残し貯金」は失敗するのか?
たとえば、給料をもらってすぐは財布に余裕があります。
その時点で「今月は少し贅沢してもいいかな」「自分へのご褒美にスイーツを」と、気が緩んでしまいがちです。
特に仕事や育児、家事で疲れているときは、判断力も甘くなる。
「今日はご飯を作る気力がないから外食しちゃえ」というのは、誰にでもあること。
こうした「ちょっとした出費」が積もると、あっという間にお金がなくなります。
そして月末、「あれ?今月も貯金できてない…」というパターンになりがちです。
先取り貯金のメリットとは?
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 精神的に楽になる | 「もう使えるお金はこれだけ」と意識できるため、ブレーキが効く |
| 目標達成しやすい | 毎月別口座に固定金額を入れると決めると、目標が定まる |
| お金が増える実感 | 預金口座の残高が毎月確実に増えるため、安心感が増す |
意志が弱くてもできる貯金術
正直、私は意志が弱く、数字が苦手なタイプでした。毎月の家計簿をつけるのも三日坊主、何にいくら使ったのか思い出せないことも…。
でも、先取り貯金だけは続けられたんです。なぜなら、給料をもらったら別口座に10万円を入れてしまえば、あとは自動的に貯まっていくからです。
別口座にお金を入れることで、「今月使えるお金はあと○○円」とはっきりするので、それに合わせて、給料日前は超節約モードになったりしていました。
貯金した金額が、意図的に目に入らないようにするのは、私には向いていた貯金方法でした。
もし貯金ができないと悩んでいるなら
- 無理に節約するのではなく
- 我慢してストレスを溜めるのでもなく
- 頭を使って管理する方法に切り替えましょう
貯金ができないのは、あなたの性格や能力のせいではなく、やり方の問題かもしれません。
ぜひ「収入 − 貯金 = 支出」の考え方を取り入れてみてください。
きっと、あなたのお金の未来が変わるはずです。
まとめ:貯金体質は「仕組み」でつくれる
「お金を貯められる人」と「いつもお金がない人」の違いは、収入の多さではありません。考え方と仕組みです。
貯金できなかった私が「先取り貯金」で人生を変えられたように、
あなたも今日から、少しだけやり方を変えてみるだけで未来が変わるかもしれません。
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