貯金0円から1000万円の貯金|節約得子の家計簿

主婦・ひとり暮らしでも実践できる節約とお金の増やし方

30代で1000万円貯めた非正規社員女のリアル節約生活

「正社員じゃないから貯金なんて無理」と思っていませんか?
私は18歳で両親と実家をなくし、仕送りなしで一人暮らしを続け、30代で貯金1000万円を達成しました。職歴は非正規社員、年収は250万円前後。それでもコツコツとお金を貯め続けることはできたのです。

今回は、月収18〜21万円の非正規社員が、月10万円ずつ貯金して1000万円を貯めるまでの実体験をお話しします。

18歳から完全自立。仕送りゼロで大学生活を生き抜く

私は地方都市のさらに田舎から、政令指定都市に引っ越して大学に進学しました。家庭の事情で仕送りは一切ナシ。学費は奨学金と授業料免除、アルバイトでまかない、生活費もすべて自分で稼ぎました。

当時の生活は、まさにギリギリの綱渡り。賄いつきの飲食店で週5日以上シフトに入り、食費を浮かせるのが基本戦略。バイトで昼食、夕食の賄いをしっかり食べることで、1日の食費はほぼゼロ円に近づけていました。

家賃2万1000円!風呂なしアパートで節約生活

大学時代から住んでいたのは、家賃2万1000円の風呂なしアパート。当時は総合大学の周りには学生用の古く安い木造住宅がたくさんありました。築年数が40年を超えており、壁に断熱材も入っておらず、窓の枠は木、鍵もクルクル回すねじ式の鍵で、とにかく夏は暑く、冬は寒かったです。お世辞にも快適とは言えない部屋でしたが、学校と仕事でほとんど家におらず、寝に帰るだけでしたので破格の家賃は魅力的でした。

お風呂は瞬間湯沸かし器で髪の毛を洗い、体は濡れタオルで拭いていました。まれに銭湯にも行きましたが、1年に数回程度でした。夏場にどうしても汗が気持ち悪い時は、瞬間湯沸かし器のお湯をバケツに汲んで、誰も歩いていない深夜3時くらいに、アパートのある路地裏でお湯浴びをしていました。

1000万円を貯めたポイントは、「人並みの生活」にこだわらなかったこと。見栄を張らず、家賃が安いなら不便でもOKという割り切りが、長期的な貯金につながったのです。

手取り月収18〜21万円で、月10万円を必ず貯金

大学卒業後は、非正規雇用を中心に働いていました。契約社員や派遣社員としてフルタイムで働いていた時の手取りは18〜21万円ほど。普通ならこの収入では「貯金は無理」と思うかもしれません。ですが、私は必ず月10万円を貯金していました。

ポイントは以下の通りです。

家賃:2万1000円

風呂なし、築40年以上、日当たりが悪い、トイレは和式、断熱材が入っていない土壁など

光熱費・通信費・交通費:1万円以内

私は働きながら大学に行っていたので、ほとんど家にいなかったため光熱水費は、お湯浴び代、冷蔵庫代程度でした。電気・水道・ガスを合わせても3000円程度でした。

通信費は当時、携帯・スマホは存在しておらず、インターネットは、まずパソコンが今よりはるかに高額、かつ通信費も今よりはるかに高額で、高学歴大学生が研究のために利用するのみの時代でした。ですから、庶民はインターネットに接続できず通信費と言えば電話代のみでした。ですが、電話も節約のためにほとんど自分からはかけていませんでした。

移動は、自転車のみでしたので交通費はかかりませんでした。

食費:実質1~2万円

 上記の通り、私は節約のために職場は昼と夜の賄いのついた飲食店を選ぶことが多かったです。事務職に就いた時も、水道の水をペットボトルに詰めて持っていき、ご飯の上にわかめスープの素と卵を混ぜて焼いたものを乗せて持って行っていました。

娯楽・交際費:月2万円以内

交際費と娯楽費は惜しみませんでした。友人達との飲み会でのおしゃべり、行きつけのバーでのおしゃべりなどから、人間関係、社会、経済について多くを学びました。当時はインターネットが普及していなかったので、全ての情報は口コミでした。ですから、交際費を多く捻出することで、人生設計・投資・資産運用などの実体験を聞かせてもらえたのも大きな強みとなりました。

 また、悩み多き年頃だったので映画をかなり見に行っていました。単館・アートシアター系の映画をたくさん見ていたことが、その後の人との出会いを良いものにしてくれました。お金持ちはメジャー映画より、単館系の映画を好む傾向にあり、映画の話で盛り上がり、お金持ちの友達がたくさんできた時期があり、かなり奢ってもらいました。

生活費は月6~8万円に抑え、それ以外はすべて貯金。ボーナスがなくても、年間120万円の貯金が可能な生活設計を維持していました。

派手なことは何もしない。でもコツコツが最強

・車を持たない
・旅行は基本しない(行くとしたら1枚2000円でJRでどこまでも行ける、青春18きっぷを利用していました。)
・ブランド物は買わない
・一人外食・一人カフェ飯はしない
・服は数年に1回しか買わない

はっきり言えば、贅沢どころか、人並みの生活ですらなかったと思います。ですが、若い頃に人並み以下の生活をして計画的に貯金をしたために、後に投資に回す種銭ができました。

特に20代後半からは、飲み会やバーで教わった「資産運用」にも手を出すようになり、堅実に回しながら、お金が「働いてくれている」という感覚が、節約のモチベーションになりました。

1000万円貯めて得た最大の安心

30代になり、気がつけば貯金残高は1000万円を超えていました。

特別な才能や副業スキルがあったわけでもなく、資格もなし。それでも「とにかく毎月10万円を貯める」と決めて生活すれば、お金は確実に貯まっていきます。

非正規雇用で将来が不安だったからこそ、「安心」という形の資産を自力で作るしかなかった。1000万円を持っていることで、急な病気や失業があっても「なんとかなる」という心の余裕が持てるようになりました。

【まとめ】非正規でも、貯金はできる

月収18〜21万円でも、支出を徹底的に減らせば月10万円の貯金は可能

  • 家賃・食費・交際費を抑えることがカギ
  • 無理せず、でも継続することが最大の武器
  • お金は「貯めグセ」がつくと、勝手に貯まる

正社員じゃなくても、贅沢しなければ、1000万円は現実的な数字です。

非正規で将来に不安を感じている方も、「まず月1万円」「次に月5万円」と少しずつステップアップしていけば、きっと安心に近づけます。

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